近作

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花一輪

今日の一作 1月31日花一輪サイズ 色紙紙 出雲和紙墨 江戸時代の和墨筆 ムジナ筆表面がごつごつした色紙です。
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今日の一作 1月30日幽サイズ 35cm×45cm紙は本画仙を茶色に染めたもの墨は中国の古墨です。筆はムジナの長鋒です。なんとなく幽と書きたかっただけですが、左右の形、大きさなど大きな変化を求めるか、あまり大きく変化させまいか、少し悩みまし...
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雨あがり

今日の一作 1月28日雨がやんだ。校庭には水たまりが沢山できている。太平洋、地中海、日本海、喜望峰もあれば千島列島もある。だが、僕の一番好きなのは、地球のどこにも見当たらぬ小さい新しい海峡だ。游動円木の蔭をうつして、その名知らぬ日暮れの海峡...
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耕不尽

今日の一作 1月27日耕せども尽きず(心を耕すことは限りがない)心田は耕せば耕すほど肥沃になり、磨けば磨くほど光り輝き、その行程は限りがないということです。サイズ 35cm×45cm紙は単宣を茶色に染めたものです。墨は油煙墨。筆は細い剛毛で...
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泣いている天使

今日の一作 1月26日まにあうまだまにあうとおもっているうちにまにあわなくなったちいさなといにこたえられなかったからおおきなといにもこたえられなかったもうだれにもてがみをかかずだれにもといかけずてんしはわたしのためにないているそうおもうこと...
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宝石の涙

今日の一作 1月20日心豊かであればこそ、宝石のごとき涙羊毛長鋒です。顔は右手で書くと意思的になっちゃいますので、左手で書きました。涙は純松煙の淡墨です。サイズ 35cm×45cm顔の絵、へたくそですねぇ。
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今日の一作 1月19日戯サイズは半紙筆は羊毛長鋒のちいさな筆です。あまり滲ませないようにと思って、半紙を3枚重ねて書いてみました。素朴な線になったでしょうか。
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北原白秋のうた

今日の一作 1月18日君かへす朝の舗石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ(北原白秋)今日の一作というより昨日の一作になっちゃいました。昨日は帰るのが遅いので、帰ったら書けないだろうと思って、防府教室にて書きました。墨はだいぶ前、玄游会で作っ...
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へんぽんと

今日の一作 1月14日翩翻と羅(うすもの)を解く月の前(日野草城)サイズ 135cm×70cm筆は羊毛長鋒と兼剛長鋒の二本を箸のように持って。何枚書いてもうまくいかず、意地になって書きましたが、なんだかなぁ、真面目くさった面白みのない作にな...
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なめとこ山の熊

今日の一作 1月13日なめとこ山の熊のことならおもしろい。なめとこ山は大きな山だ。淵沢川はなめとこ山から出て来る。なめとこ山は一年のうちたいていの日は、つめたい霧か雲かを吸ったり吐いたりしている。まわりもみんな青黒いなまこや海坊主のような山...