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ハガキ 12月30日
詩情日月に光き筆力乾坤を動かす
(詩情は日月と光きをひとしくするし、筆力は地を動かすほど強い)
昨日で年内の稽古は終わりました。
今日は空港パフォーマンスのリハを午前中します。
いやー、今朝はすごい、気持ち悪い夢をみました。
ある日、家の庭に深さ1mくらい幅10cmくらいの亀裂がずーと走ってて、
なになに?どういうこと。
なにか天変地異でも起るの?
そこに鉄製の長いポールがあって、どういうわけかそのポールでその亀裂の底を僕ほじくりだしたんですよね。
そしたらなんと巨大なミミズがもうびっしりうごめいています。
その亀裂は巨大ミミズのせいだったんです。
つついてはいけないものを、つついたようでその巨大ミミズ、地上に沢山出て来て、うわー気持ち悪ー。
一時ひと暴れしてまた地中に戻って行きました。
それはもう地獄絵図のようです。
見ている僕は心臓バクバクです。
そしてなぜか僕は、これはテレビねたになると思って、テレビ局に電話するんですよね。
次の日、取材にやってきました。
レポーターは、なんと谷村新司さん。なんで?
と思ったとこで、起こされました。
くー、取材されて世間を驚かすとこまで見たかったぁ。
ってどうでもいい気持ち悪い夢でした。
筆力は地を動かすほど強い、じゃなくてミミズは地を動かすほど強い夢でした。
12月23日
今日は色紙を約40枚書きましたよ。
いろいろ要りますんでね。
ということで全部紹介します。
俳句はすべて種田山頭火の句です。
お日様のぞくとすやすや寝顔 何を求める風の中ゆく
春が来た水音の行けるところまで あるけば草の実すわれば草の実
生えて伸びて咲いてゐる 山暮れて山の声を聴く
今日の道のたんぽぽ咲いた 山へ空へ摩訶般若波羅蜜多心経
ほろほろ酔うて木の葉ふる 翰墨游戯
詞鋒筆海 清寂養和
詩情画意 穿花繞趣
眠雲聴泉 澄心静慮
雲遊霞宿 釣月耕雲
欣游暢神 図書独娯
尋水望山 風恬月朗
吐発閑雅 神怡心静
風景麗 長楽万年
和気致祥 歓笑尽娯
布徳行恵 寿比金石
人尽楽 桃李争妍
万古清風 賞花釣魚
瑞色鮮 鳥歌花舞
芳物薫馨 光風動春
花意竹情 春如海
呈祥献瑞 祥風晃朗
ハガキ 12月21日
無
無になろうとすればそれはもう無ではなくなる
無心で書くということがいかに難しいか。
楽しくは書けても、無になって紙にはなかなか向かえません。
余計なこと考えないようにと思って、数年前まではよく飲んで書いたこともありますよ。
無心でと思えば思うほど、どんどん無心から遠ざかっていくのです。
わからんね。
さて、昨日は防府教室の帰りに映画を観ました。
足が痛いっていうのに、馬鹿でしょー。
『トロン』観ました。
面白かったですね。
いままで見た事もないような映像だし。
あっという間の140分でした。
詳しいことは言いません。
ゲームの中に入り込んで行って、ユーザーとプログラムの闘い。
デジタルの世界観が面白かったです。
ハガキ 12月20日
命
金曜日からどうもかかとが痛かったんですが、昨日からいよいよますます痛くなってきました。
歩くのもちょっときつい感じ。
なんだろう。
ネットで「かかとが痛い」と検索してみる。
出るわ出るわ。
それで自分の症状と照らしてみますと・・・・
足底腱膜炎のような感じです。
合わない靴をはいていたりするとよくなるらしく、40代50代の男性に多く、加齢によるものらしい。
かっ加齢って。
いまね、左はつま先で歩いてる感じ。
心当たりはこの冬買ったスニーカー。
なんとなく歩きにくいなぁとは思ってたんですけどね。履いてる時はなんとなく締めつけ感があったしなぁ。
もう履かないようにしよう。もったいないけどね。
手でさわるとちょっと腫れてる感じもするし、無理はしないように。
土曜日は無理してウォーキングしたらなんとなく痛みもやわらいだ感があったんだけど、実際は次の日にもっと痛くなる始末。
痛みがなくなるまで我慢です。
ハガキ 12月19日
以呂波仁保部止知利奴留遠和加与太礼曽川祢奈良武宇為乃於久也末計不己衣天安佐幾由女美之恵比毛世寸
とにかくなんかグチャグチャに書いてみたかったんですけど、なかなかねぇグチャグチャなりきれんのよぉ。
だめじゃん。どっかに纏めようとする気持ちが働くんですよね。
突き抜けることが出来ないんですよ。
まだまだ人間小さいね。
生徒さんには言うんだけどね。
「グチャグチャに書けたら大したもんです。一度グチャグチャになってみなさい」
なんてね。
kaenさん、コメントありがとうございます。
研究会欠席の方から頂いている鑑別費1000円はこの鑑別の時、みなさんに手伝っていただいたり作品を持っていただいたりするので
鑑別後の飲み物やお菓子代などに使わせていただいているのですよ。
ハガキ 12月18日
山峰月を染めて寒し
(山や峰は冬の月に染め出されて見るからに寒い)
ほんと寒くなったよねぇ。
昨日の午前中の宇部教室、途中でエアコンが急に作動しなくなった。
あれ急に寒くなるね。
どうしようもなかったのですが、まぁ昼までのがまんなので、なんとかそのまま終えました。
でもこのまま動かなかったら困るよなぁ。
午後からは岩国へ。
ちょっと早く2時に着きました。
1時間ほど添削をして、お茶タイム。
ケーキを用意してくださっていてコーヒーでちょっと早いクリスマス気分。
みなさんありがとうございました。
リフレッシュしたところでまた1時間の添削を終え、4時には終わりました。
それからエアコンが気になるので、宇部教室に帰りに寄ってみました。
恐る恐るスイッチを入れましたら。
入りましたスイッチ。
ホッとして家に帰りました。
帰りましたら9時から『オペラ座の怪人』をテレビでやってましたので、家族で観ました。
なかなか面白かったですね。
ハガキ 12月16日
夢
昨日は午前中は宇部教室。
午後から山陽小野田市文化振興ビジョン検討委員会の3回目に出席してきました。
まだまだ回を重ねていきますが、将来を担っていく子供たちのためにも夢のある、夢を語れるような、そんなビジョンが策定出来たらなぁと思っています。
検討委員会終了後、宇部教室に戻り17時から稽古再開。
昼は粉雪が降ってたよねぇ。
夜11時ころ何気なくテレビをつけたらBSで『俺たちの旅』をやってました。
懐かしー。
僕たちの年代の男性はよく知っていると思います。
カースケの中村雅俊さん、オメダの田中健さん、グズ六の津坂まさあき(秋野太作)さんの昭和50年に放映された青春ドラマです。
必ず最後に散文詩がエンドロールで出てくるのです。
きのうの回は「おふくろさんも女なのです」
で
散文詩が
「母もまた
一人の女である
それを知って
男は
大人になっていく」
でした。
懐かしいな~。
オメダの母親役の八千草薫さん。
無茶苦茶きれいで可愛いです。
それで寝ました。はい。
「夢」
は白色の顔彩でほんの少し墨を混ぜたら銀色のようになりましたので、それで山馬筆でちょっと豪快な大きい夢を書いてみたいと思いました。
ハガキ 12月14日
厳風(冬の厳しい風)
昨日の夜はちょっと風が強かったかな。
外に出て見るとブルッとします。
雰囲気を出そうと思って、バリバリの山馬筆で書きました。
穂先がまったくまとまりません。
だから逆に面白い線がでますね。
手首をかなり使います。
来年1月5日より10日まで
東京・銀座の和光ホールとセントラル美術館で
『現代の書 新春展(今いきづく墨の華)』
が開催されます。
僕も出品してますので、5日は上京します。
ただし9日の検定審査や16日の総会を控えて忙しいですからね
日帰りです。
銀座へ行かれる方は是非お立ち寄りくださいませ。
ポスターです。
和光ホールの30人
セントラルの100人が揮毫したポスター用の「卯・うさぎ・兎」字です。
左、照濤の「卯」
右、北海道の山田起雲さんの「卯」
実物はハガキ大に書いてるものです。
ハガキ 12月13日
深く蔵して虚しきが如し。
(深くしまいこんで、あるように見えない)
賢者はその能を隠して、おろかな人のように見えるたとえです。
それを書の技術的なことに置き換えて考えてみたいのです。
簡単な誰でも書けそうなわかりやすい書。
でもすごく存在感があり、その奥にはとてつもない修練、技術があり、でもそれをまったく感じさせない。
そんな書がかけたらと思いますね。
まったくにじまないハガキに絵筆で墨を少なく書いてみました。
バックは土曜日にいただいた花です。
ガラス造形作家の西川慎先生のブログにも書いておられましたので、言っちゃいます。
実は西川慎先生、池本美和先生、書をやってみたいということで僕の教室に通われるようになったのです。
違う分野の一流の作家、そして書をやってみたいと思われたということはとても嬉しく思います。
両先生といろいろお話をさせていただくことは、とても刺激的で勉強になります。
書の表現によってまたご自分の作家活動になにかプラスになればと思っています。
土曜日の忘年会にも参加していただき、会員にとってもいろいろ話をさせていただき、いい時間が過ごせたと思います。
西川・池本先生のHP、ブログはリンクしています。
リンクからM.Mグラススタジオへ入ってくださいね。
今日は玄游会の総会・懇親会(1月16日)の案内を発送させていただきます。
沢山の方のご出席をまっています。
ハガキ 12月12日
感謝
昨夜は照濤書道会の忘年会。
なんと25周年です。
長かったような短かったような25年でした。
最初からの会員さんもおられますので、考えてみれば僕が24歳の時によく入会してくださったなぁと思います。
感謝です。
忘年会の最初に花束と記念品をいただきました。
みなさんの心遣いにただただ
感謝です。
いろいろとお話をさせていただきました。
教室の中で以前僕が言ったことなど、「あの時先生はこんなことを言ってくれたんですよ」とかよく覚えてくださっています。
感謝です。
玄游会のいろんな行事にも参加され、よく手伝っていただいています。
感謝です。
現在教室を休まれている方も参加されました。
とてもうれしかったです。
この感謝の気持ちを忘れずに、また頑張っていけそうです。
ありがとうございました。
ハガキ 12月9日
雨音
昨夜はよく降りました。夜中は風も強かったね。
「雨音」っていう風情ある感じでもなかったかな。
しとしとって感じのイメージで書きました。
今日は創玄展の作品鑑別日。
遠方より作品がたくさん送られてきてます。
そして多くの方が集まって午後と夜の二回に分けて鑑別していきます。
もう締め切り間際ですのでだいぶ仕上がってきてるとは思います。
今日の鑑別後、締め切りまでもうすこし頑張ります。
もうこのあたりまでくると、あまり小さなことを考えず(この線はどうだとか、形がどうだとか)大胆な気持ちで紙に向かい、心で書いていってもらいたいと思います。
作品を支えるものは生命感です。生きた線を書きましょうよ。
ハガキ 12月6日
ひとつぶの種 風雪に負けず大樹に育て
なんでもそうですが、物事を始めるときは小さな種のようなものだと思います。
書だって
筆の基本的な使い方から始まって、いろんな線を書くようになって。
その種は、みんな違うはずなのです。
芽が出て、葉っぱが少し出て、・・・・
そんな時はまだみんな同じようなものだと思いますが、
どんどん育つにつれて、みな違う樹に育ってもらいたいと思うのです。
僕とは違う樹になってもらいたいと思うのです。
なかなかそういう風に育てるのも難しいし、自分で育っていくことも難しく、困難なこともあるけど、くじけずに栄養を探しながら、摂りながら
進んでいかなければならないのです。
最初はみな同じ栄養分でいいと思うのです。
でも大きく育ってくると樹によって合う栄養分や摂らなければならない栄養分も違ってくると思うんですよね。
合うか合わないかも摂ってみなくちゃわかんないよね。
以外に食べず嫌いだったものが合ってくることもあるしね。
だからその栄養を探すのも摂るのもけっこう難しいんだよねぇ。
でも摂らなきゃ枯れちゃうしねぇ。
僕も自分に合う新しい栄養分が見つかればもうちいと成長できるかな。
ハガキ 12月4日
小石のつぶやき
狸毛の小筆、毛先をハサミでブスッとカットした筆で書きました。
穂先が全然まとまりませんので面白いです。
小さい字でもそうとう手首を使わないと線が全然ばらけてしまいます。
明日は宇部玄游会の勉強会へ講師としてまいります。
検定試験や他の作品の勉強ですね。
充実した一日になるように頑張りたいと思います。
今日の午後はちょっと娘たちと美術館にいく約束してまして、一緒に行きます。
以前県立美術館の吉村芳生展に行き、その話を娘たちにすると、絶対観たいというのでね。
ある小学校のクラブのTシャツのロゴの依頼を受けてますので、それも書かないとね。
子供たちが元気になれるような字を書きたいと思います。
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