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ハガキ 8月26日
愚(ぐ)の如く魯(ろ)の如し
(愚か者のようである)
愚も魯も、愚かでにぶい意味。
世間では役立たずとか無用の長物は侮辱の言葉だけど、禅では百戦錬磨の修行によって到達した境地、迷悟・凡聖を超越した世界のことです。
うーん深いね。
昨晩のこと
風呂に入ろうと脱衣部屋に行くと
目の前の窓の上の壁になにやら黒いものが視界に入りました。
んっ?
よく見るとゴキちゃんです。
めったにいないんだけど
なんか一昨日も娘が脱衣部屋でギャーっていってたなぁ。
んでもって
とりあえずゴキちゃんには、かわいそうだけど退治しようと思って
殺虫剤。
ゴキちゃんようの殺虫剤は我が家にはなく
蜂用の殺虫剤が残ってるのを思い出したので
すぐ外の倉庫へ取りに、
っていうのも、とりあえず裸なんでフリチン状態にバスタオルをまいて取りに行きます。
脱衣部屋に戻ると
まだじっとそのままでいました。
プシューッとゴキちゃんへひと吹き。
するとサッサッと動いて
ブーンと僕の顔めがけて飛んできやがった。
あれねぇ、チョーびっくりするよ。
おもわずウワーって声上げてましたね。
なんやかんやで最後に新聞紙にパッパッとくるんで始末したのは妻でした。
今日は台紙貼り。
ガンバロ。
18日・19日で宇部市の国際ホテルにて九州創玄書道会の夏期研究会が開催されました。
県内と九州各地より講師・受講生・協賛業者すべてで約130名でした。
会場は熱気にあふれ、素晴らしい研究会になったと思います。
参加されたみなさんには満足のいく研究会となっていたらこれほど嬉しいことはありません。
またこの研究会にあたり、玄游会の執行部(堀鴻烽さん・長岡祥鳳さん・池田知穂さん・鈴川臥流さん)には研究会スタッフとして完全に裏方をお願いしました。
スタッフには本当に助けていただきました。
あらためて素晴らしいメンバーに支えられていることを感じました。
初日午後からは笹倉凌石先生により、印の押し方についての講義。
かぶりつきで皆さん聞いてます。
うちの若手会員、なんか偶然にもみな同じTシャツ着て、みんな仲良く並んで、
これほんとに偶然のショットです。おもしろー。
19日は講師により作品批評会です。
作品を見ながらアドバイスしていきます。
講師は荒金大琳先生(大分)・井之上南岳先生(鹿児島)・山本飛雲先生(福岡)・吉田成美先生(福岡)・原一哉先生(福岡)・笹倉凌石先生(大分)・清原大龍先生(福岡)・小畠秋聲先生(福岡)・矢田照濤(山口)です。
荒金大琳先生の最後の講評
委員長の井之上南岳先生の閉講のご挨拶
すべて終了し、みなさん心地いい疲労感に包まれたんじゃないでしょうか。
ハガキ 8月19日
集(つどう)
九州・山口各地からたくさんの方が集まって研究会が開催されてます。
九州創玄夏期研究会です。
会場は熱気に包まれています。
昨日は22時までの研究でした。
今日は9時から作品の批評会です。
準備して今日もガンバロウ。
ハガキは集の甲骨文
うさぎの髭の筆で書きました。
ピーンとしている筆です。
会場は国際ホテル宇部。
ホテルスタッフにも大変よくしていただいております。
いいホテルですよ。
ハガキ 8月10日
無着(むちゃく)
禅語です。
着は執着のこと、とらわれのことです。
なので、執着の心がないこと、とらわれがないということです。
禅語の本によれば人間の一切の迷いは、執着からおこるものである。
お金や地位、権力に執着し、美しいものやおいしいものに執着しているのが人間である。
無着とは、この執着する心をなくすること。
心が散乱を離れて対象を正しく受け止めて、それでなお執着しないことなのである。
迷いを転じて悟りを開くことである。
・・・・・ということです。はい。
難しいわね。
他の分野でもそうでしょうけど
書においても、より良い作品を書きたいって気持ちは大切です。
それは作品に対する執着です。
それがないと高みはないと思っています。
が
結果的にばりばり執着まみれの時はなかなかねぇ、作品が固くなっていくもんです。
ふっとその心が取れた時に楽に書けたりするもんです。
でもその心境に到るまでは執着があるからなんです。
執着の先に無着があるような気がします。
だからあながち執着する事が悪いことでもないと思います。
あっ、これは僕はあくまでも作品に対してのことですからね。
このハガキの無着という字、執着心丸出しです。
いややねー。
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