風の詩
ハガキ 3月31日
風の詩
広やかな心だ
自然の魂の一つだ
(福田正夫の『風の詩』より)
今日で3月も終わりだというのに、いつになったら暖かくなるん?
春の陽気はいつやってくるん?
さて、もうじき70000人に達します。
またプレゼント考えないとね。
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ハガキ 3月31日
風の詩
広やかな心だ
自然の魂の一つだ
(福田正夫の『風の詩』より)
今日で3月も終わりだというのに、いつになったら暖かくなるん?
春の陽気はいつやってくるん?
さて、もうじき70000人に達します。
またプレゼント考えないとね。
今日の一作 3月30日
おかしなはがきが、ある土曜日の夕がた、一郎のうちにきました。
「かねた一郎さま 九月十九日
あなたは、こきげんよろしいほで、けっこです。
あした、めんどなさいばんしますから、おいで
んなさい。とびどぐもたないでくなさい。
山ねこ 拝」
こんなのです。字はまるでへたで、墨もがさがさして指につくくらゐでした。
けれども一郎はうれしくてうれしくてたまりませんでした。
(宮沢賢治『どんぐりと山猫』より)
サイズ 135cm×105cm
墨 油煙墨
筆 上下の群は羊毛長鋒。中の手紙部分は、わら筆
紙 単宣
山猫の手紙部分はへたに書きたかったのです。稚拙な線を出そうとしたので
わら筆を使ってみました。
しかし、へたに書くというのは、へんな意味じゃなくて、すごく難しいです。
技術が邪魔をするのです。
捨てきれないのです。
それでこんなのになっちゃいました。難しい。
ハガキ 3月30日
昨日も天気はいいもののまだまだ寒く、防府教室もまだ暖房入れてます。
斜め前の公園の桜は8分咲きといったところでしょうか。
綺麗です。
ちいさな子どもたちが5、6人でわいわい遊んでいます。
ちょっと桜を見にいこうと、公園の中に入っていくと
「不審者が入ってきた」って子どもたちが騒ぎます。
50近いオッサン、少しショックを受けます。
まあそんなこんなで、少し花見もして、気分リフレッシュできました。
携帯で撮ったのであまり画像がよくありません。公園の桜です。
今日の一作 3月29日
朝日をあびたら新しいSwitchがはいり風がふく
サイズ 35cm×45cm
墨 昨日の墨と同じです。
筆 なんの毛だかわからない剛毛
紙 墨流し全体ぼかし金砂子入り(先日、六本木・新国立美術館の創玄展で玉川堂さんが店を出されてて、そこで購入しました。半折5枚セットで3150円なり)
着物のような美しい紙でした。
さっき妻と話してて
「あのねぇ、人はねぇ、朝日を浴びたら体がリセットされるんよぉ。じゃけぇ、朝日を浴びんにゃあ、いけんそよ。だってねぇ、前の日悩んでたことがあっても、朝日を浴びたら、何とかなると思うもん。」
ってことです。
僕もそう思います。
そこですぐに書きました。はい。
yawnyawnさん、コメントありがとうございます。
いろいろお話させていただきましたね。隙を見せられる人間でいたいと思います。
いろんなことが作品にも置き換えて考えることが出来ると思うんです。
僕ももっともっと経験をつんで、そしてなお且つ不完全な人間を目指したいと思います。
またお話しましょう。等伯の感想なんかも聞きたいですね。
ハガキ 3月29日
お元気で
3月もそろそろ終わろうかというのに、綾部は結構寒かったですね。
研究会には30名を超える参加があり、とても嬉しく思いました。
この輪(和)がどんどん拡がっていくことを願っています。
初参加の方も数名おられ、新しい出逢いもとても良かったです。
研究会では、書くことに集中できるということもありますが、いろいろとお話をさせていただくなかで、交流をより深めたり、より深くお互い知ることもでき、またなにげない会話のなかで、結構作品制作にとって大事なことも言ったりしてるわけでして・・・・。
とにかくまた皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
今度会える機会は5月29日に京都駅前で開催する第4回関西古典研究会です。
それまで皆さん「お元気で」
あっそうそう、京都会のTシャツ、色とりどりで出来ていました。
僕も1枚いただきました。
研究会ではすでに何名か着て書かれてましたので、写真を撮りました。
会場一杯でがんばっています。
Tシャツ4人娘です。だれだかわかります?
左から大槻葉月さん、西嶋華園さん、芦田由扇さん、白波瀬暁月さん。
今日の一作 3月28日
むかしの雨は雨は雨は美しかった
むかしの涙も同じように同じように
(サトウハチローの詩『ただひとつ雨だけは』より)
サイズ 17.5cm×135cm
墨 墨運堂 百選墨No.68 春光長寿(純植物性松煙墨)
筆 羊毛長鋒
紙 単宣
夜遅く京都から帰ってきました。
みんな頑張って書きました。見ている僕は書きたくなってきます。
疲れてるんだけど、どうしても書きたくて、墨磨って書きました。
今日は綾部も雨が降ったので・・・・
ハガキ 3月27日
NICE
いまから京都へ出発です。
NICEな研究会になりますように。
がんばります。
研究会にでたけれど、じゃなく研究会にでたからこそ、と思えるように。
なにかモチベーョンにつながるようなものを持って帰ってもらいたいと思います。
では。
今日の一作 3月26日
黄昏
サイズ 90cm×120cm
墨 墨運堂 百選墨No.70 水波紋(平成2年)
紙 単宣
筆 羊毛短鋒
図太く、でも素朴に書きたかったです。
翠城さん、コメントありがとうございます。気をつけてまいります。お世話になります。
ハガキ 3月26日
霽
やっと雨も上がりましたね。
ずっとウォーキングもできなかったので、今日は歩けそうです。
明日から京都です。
春季研究会のためです。
新人の方やU23の方も数名おられるようで、楽しみです。
年に2回の研究会で皆さんに会うのが楽しみなのです。
しっかり働いて、いい研究会にしたいと思います。
今日の一作 3月25日
足りるを知る
サイズ 35cm×45cm
墨 油煙墨
筆 羊毛長鋒
紙 単宣を染めたもの
何事においてもそうです。足りるを知る。
ゆったりとした感じにしたかったのですが・・・・
ハガキ 3月25日
なみだ雨
今日は吉田成堂先生のご葬儀です。
ずっと雨が止みません。
昨日お通夜にも参列しましたが、あらためて先生の大きさを感じました。
昨日もどうも作品を書く気になれず、一日終わってしまいました。
先生のご冥福を心からお祈りいたします。
では葬儀にまいります。
ハガキ 3月24日
雨 やまない雨はないのです。
さっきこれ書いて居間に持ってきて写真とってたら、妻が「なんか、見たまんま。よくある言葉じゃねぇ」
ええじゃんよ、別に。
まぁそんなこんなで、やまない雨はないのです。
ここんところまた「今日の一作」が書けないでいます。
書く時間がなかなかなかったというのもそうですが、それは言い訳にしかならず。
やっぱり自分に甘いのです。
引き締めよう。
なんかこんなことをよく繰り返しています。
ハガキ 3月23日
祈
昨日22日、北九州市の吉田成堂先生がご逝去された。
哀しいです。
先月の毎日女流書展の審査でもご一緒させていただき、お元気に審査もされていました。
父・桂雪とも親しくお付き合いさせていただき、僕は初めて先生にお会いしたのは僕が23歳の時でした。
以来なにかと気にかけて頂きました。
存在感のとても大きな先生でした。
自分に厳しい先生でした。
とても気遣いの細やかな先生でした。
先生のご冥福を心からお祈りいたします。
ハガキ 3月22日
夢人
若い人には夢を持ってもらいたいと思います。
もちろん年をとっても。
僕も夢は持ってます。
今日はヤングセミナー、夢見る子どもたちが集まります。
子どもたちは、どんな可能性を秘めているかわかりません。
そういう意味では、子どもたちを指導するのは楽しみでもあり、責任もあります。
こけから先、どんな花を咲かせるのか。
今日の子どもたちが更に書に興味を持ってもらうとうれしいなと思いますね。
ハガキ 3月21日
騎
昨日は午後から別府へ日帰り。
17時から監査をしていただくようになってたので、少し早めに出たんですけど、
鳥栖ジャンクションまでは結構渋滞でしたね。
それでやっと気がつきました。「うわっそういやぁ3連休だった」おまけにすごい雨風です。
前が見えないくらい。
とてもじゃないけど17時には間に合わないと思ってたんですが、
大分自動車道に入ってからは渋滞もなくなり、でも雨風はすごく雷も。
別府湾Pでトイレに行こうと思ってよったんですが、まぁすごい風で、台風並み?
細身の僕としては飛ばされそうです。
そうこうしながらナントとか別府ICを17時に出て、少し遅れただけですみました。
監査は別府の藤本篤さんと大分の秦望春さんです。
説明をしながら監査も無事終了いたしました。
帰りにお二人から「先生、すぐUターンだから、せめてお土産を」ということで
銘菓『豊のたちばな』をいただきました。お二人のお心遣いに感謝です。
この『豊のたちばな』、題字は別府の荒金大琳先生の書です。
白あんにかぼすの果皮と果汁を混ぜ、もち生地でくるんだ上品な味のお菓子です。ごちそうさまでした。
別府滞在3時間でまた我が家へ。
帰りは雨がもうほとんど降っておらず、すいすいと帰ることができました。
さぁて今日はヤンゼミの準備です。
スタッフが来てくれて、準備をしてくれます。ありがたいことです。
ハガキ 3月20日
群
今日は午前中もう少し準備等の仕事と、宇部玄游書展の社中の方の作品整理をして業者さんに預けます。
午後は別府に向かいます。よっぽど疲れない限りは今晩帰ってきますよ。
明日は朝からヤンゼミの準備にスタッフが集まってくれますからね。
宇部玄游書展は4月3日から4日、宇部市文化会館。
作品解説は3日の15時からです。
おなじ会期で山口支部展もやってます。赤れんがです。
一の坂川沿いのいいところです。作品解説は4日の14時からです。
どちらの解説も矢田桂雪名誉会長によるものです。
江汐公園では屋外でペンギン村書展をやってます。子どもたちの甲骨文字大作展です。
展覧会のはしごはいかが。
さて、京都会のブログを見ましたら京都会オリジナルTシャツが完成したようです。「玄游」と書いてそれに「KYOTO」と僕が書きました。
こちらのほうもオリジナルTシャツつくります。
詳しくは月刊誌の4月号に掲載されますが。
2種類の各3色です。
ひとつは名誉会長揮毫で「魁」
ひとつは僕が揮毫で「DREAMER」
お楽しみに。
さて、話は変わって最近物忘れがひどいです。
前日のことが思い出せなかったりします。
この間もひどかったぁ。
稽古でお弟子さんが他の方の作品を預かってこられて添削をして返したんですけれども。
次の日にその添削をやったかどうかが思い出せないのです。
添削しなければいけなかったというのは思い出せるんです。
添削をして返したかどうかが記憶にないのです。
どう考えても記憶が蘇りません。でも手元には作品はないのだからしてるはずなんです。
これってねぇ、すごく不安になります。「俺、大丈夫?」
とうとう恥ずかしいけど、その持って来られたお弟子さんにメールで「僕は、ちゃんと添削してお返ししましたっけ?」なんて聞きました。
「はい、添削していただきましたよ」とすぐにお返事いただいてほっとしましたが。
こんな調子がよくあるんですよ。
「俺、大丈夫?」
ハガキ 3月19日
思い出の街 心に描くあの頃の色
昨日やらなきゃいけなかったことは一応ノルマ達成できました。
今日は今日でけっこうありますが、だいぶメドがついてきました。
さてさて、この田舎でも僕の子どもの頃と比べると随分と変わってきました。
僕の家の周りはご近所が数軒あってあとは田圃です。
家の前の道(あぜ道のようなもの)がすーと一本北へ向かっててあとは田圃です。
その横に小川があって、フナやドジョウや貝や沢山いました。
中に入ってジャブジャブと遊んでました。
いまは中がコンクリートで固められ生き物さえも住めません。
蓋もしてあるので水を見ることもなく。
子どもの頃の僕の家は、藁葺き屋根で広い土間があって、水は井戸からポンプで、風呂は五右衛門風呂。
風呂に入ってると窓からイタチがのぞいてたりして。
今思うともういちどあんな家に住みたいと思うのです。(子どものころは嫌だったけど)
野うさぎだって見たことあります。
あれから結構家が立ち並んで、道路が出来て・・・・・
随分と変わりました。
景色が変わるということは色までも、空気の色さえも変わって見えるのです。
ときどき昔の風景を懐かしく思うときがあるのです。
ハガキ 3月18日
さあ ここからが勝負
もういけません、今日中にやっておかないといけないことが、ぶちあります。
ちいと気合を入れて今日一日を頑張ります。
よっしゃあー!
今日の一作 3月17日
薫風 あたらしい風がふく
サイズ 90cm×120cm
墨 松煙に油煙を磨り合せて
筆 かずら筆
紙 単宣
あたらしい風をおこしたいものです。
今日は少し遅い夕食になるけど家族と一緒に食事が出来そうなので、一日遅れで娘たちがお祝いの料理とケーキを作ってくれてました。
むちゃくちゃうれしいです。いい娘たちです。
おいしかったぁー。
上の娘作のカレー風味のメンチカツ
下の娘作のバースディーケーキ
ハガキ 3月17日
いい響きをださねばならぬ
いい作品は
香りがあります
響きがあります
風があります
リズムがあります
色を感じます
奥行きがあります
そして・・・・いのちがあります。
京かさん、コメントありがとうございます。お会いできるのを楽しみにしてます。
ハガキ 3月16日
昨日は風がつよく、雨もよく降りました。
春の嵐です。
さて、今日はといえば・・・
僕はとても穏やかに今日の誕生日、目が覚めました。
めでたく(?)49歳になりました。
僕は早生まれですので、同級生は今年50になります。
うーん、50か、僕はいい年の取り方をしてるだろうか。
年相応の男になれてるだろうか。疑問に感じます。
高校を卒業して、本質的なものはあまり変わってないような気がして、進歩してないような感じがしてます。
でも確実に年だけは取っていくわけで・・・・・・
うーん複雑です。
今日の一作 3月15日
開眼
サイズ 135cm×70cm
墨 油煙の宿墨に水を混ぜて
筆 猪筆 銘はまさに「開眼」 古孟堂製です。
紙 薄い鶯色に染めてあります。
激しいタッチと沈めるようなタッチとうまく融合させたかったのですが。
たいきさん、コメントありがとうございます。そうですよね。機械はイマイチ信用できません。研究会はよろしく。
ハガキ 3月15日
望海
13日は九州創玄書道会の運営委員会の為、宗像市の玄海ロイヤルホテルへ
昼食後に会議です。
22年度の行事や予算、また今後の展開など話し合っていきます。
父・桂雪とともに出席してきました。
大変実のある会議です。
会場のホテルはパンフレットでは海を望む絶景のロケーションのようでしたが、
そのロケーションを観ることもなく帰ってきました。
14日は月例審査ですので、朝7時半には出ないと間に合いません。
会場にはいるものの、ここが地理的にどこなのかがよくわかっていません。
なにせ芦屋というところで全員集合してそれから先頭車両について行っただけだったので。
なので帰りはナビくんにお任せです。
何処のICに行くのが一番いいかタクシーのドライバーさんに聞きましたら、若宮ICとのこと。
ということでナビくんに若宮ICをセットしていざ出発。
このナビくん、癖があって、そして田舎者です。
福岡市や北九州市など都会の中に入ると自分の車の居場所を時々見失ってくれます。なので都会の中ではあまりあてにもならず、半信半疑です。
今回は都会ではないので安心して・・・・
「5OOメートル先を右折です。」「まもなく右折です。」なんていいながら、案内してくれます。
「うんうんそうねそうね」なんて思いながら素直に信用して進んでいきます。
目的のICまでは30数キロです。
約30分後、道路の案内板など見ますと「ん?何かおかしいどー」
そしてまもなく古賀ICに到着しました。
このナビくん、古賀ICから高速に乗せて若宮ICまで案内するつもりだったのです。
「このばかたれがー。古賀に行きとうないけぇ、わざわそざ若宮ICを登録してセットしたんじゃぁやー。もうこの田舎もんがー。」
びっくりです。目的地のICに行くのに他のICから乗せて行く?
若宮ICに近づくと涼しい声で「目的地付近ですぅ」
まぁ距離的に近いほうに案内するといえばそうかもしれませんが、なんだかなー。
まぁでも9時半には審査会場に着きましたので良かったです。
審査後、本部教室にて22日のヤングセミナーのための講師・助講師打ち合わせ会議です。
たくさんのスタッフの協力の下、こういう行事が成り立っているのです。
心から感謝感謝です。
すべて終了して家に帰りましたが、本来なら「今日の一作」を書くところですが、
なんだか疲れちゃって「今日もう一日ええか」ってな調子で、いつもの怠け癖がでてしまい、ゆっくり過ごしました。
今日からまた気分入れ替えんといけん。
今週はヤンゼミの準備や月刊誌の原稿作成、春季研究会の準備やらでまた怒涛の一週間になりそうです。
週末には別府へ、九州創玄書道会の会計をまかせてもらってるので、その監査のためです。
がんばって一週間乗り切って万全でヤングセミナーに向かいたいものです。はい。
ハガキ 3月13日
寂
あー昨晩、やっと確定申告の申告書作成終了いたしました。
今朝、速達で送ります。
わずかですが、気持ちよーく税金払わせていただきます。はい。
微々たる額ですが、間違った使い方はしてほしくないですねぇ。
そういう気持ちで寂と書いたわけでは決してありません。
「古びて趣があること」という意味です。
元気のいい作品も書きたいですが、趣のある作品も書きたいなぁと思っている今日この頃です。
ここ数日「今日の一作」が書けずにいます。
日曜日あたりからまた頑張ります。
さてでは宗像市へ運営委員会行ってきます。
ハガキ 3月12日
心閉ぢこめず鍵を開けるのです。扉を開くのです。
今日は宇部・岩国教室の日です。
明日は朝から福岡の宗像市へ九州創玄書道会の運営委員会に出席するためです。
日曜日はそのまま月例審査会場へまいります。
22日にヤングセミナーが開催されます。いろいろと準備がはじまり、うれしい忙しさがやってきます。
あっそういえば、月刊誌の4月号の原稿作成まだ何もやってないよなぁ。
こっちも頑張らんとね。
ハガキ 3月11日
俺の耳の奥の奥 何かが叫ぶ声
ちょっと変かもしれませんが、作品を書いているとき、ときどき耳の奥で何かか叫んでるようなときがあるんですよね。自分を鼓舞するように。
でもいま叫んでいる声は「早く確定申告済ませろよー!」
あー、もうおしりに火がついています。今日明日にはなんとかしないと。
気持ちは焦りながらも、仕事の優先順位にしたがってやってると、ついついここまで引っ張ってしまいました。
毎年いやな時期ですねぇ。
しかし、昨日はすごい雪だったなぁ。
実は昨日、東京から書仲間が仕事で山口にこられたので(長門のみすず記念館に仕事でいかなければならなかったので)、それで僕も休みだったもので、じゃあ長門まで案内しましょうということになってたんですが・・・・
雪のおかげでとても美祢を越えることは出来そうにありません。
毅童くんの勤めが美祢なもので、状況を写メしてくれましたが、むちゃ積もってます。
JR厚狭駅に問い合わせてみると、美祢線も山陰線も運行を見合わせて、再開のめどたたず。
ということで長門への道は完全に断たれてしまいました。
なので昨日は近くのビジネスに泊まってもらうことに。
今日はどうなるんだろう。はやく行ければいいのだけれど。
よりによってこんな日に、こんな大雪になるなんて。
ハガキ 3月10日
心の内に大平原を持ち 陽は沈みそして昇る
なんとまぁ、昨日の寒かったこと。朝は雪もばんばん降ってましたね。
そして今朝はさらに寒い。
ついこの前は初夏のような暑さがあったり、これじゃあ体がついていけませんねぇ。
いま外では寒風がゴウゴウと唸りながら吹いてます。
外出たくないなぁ。
そういえば、先日第82回アカデミー賞の授賞式がありましたね。
監督賞、作品賞をとった『ハートロッカー』観てみたいなぁ。
今日の一作 3月9日
昨日と同じ言葉を書いてます。
サイズ 105cm×135cm
あとは昨日と同じ。
実は昨日の作品は後で見て気に入りませんでした。
というのも、どうも間(ま)が悪いのです。運筆の流れというか間(ま)が気に入りません。
満足いくものは当然書けませんが、でもなんか書き直したくて、今日また書きました。
草園さん、コメントありがとうございます。
勉強になりましたね。これからも期待していますよ。共に精進していきましょう。
はがき 3月9日
見えないところ、書かないところ、話さないところ、これ大事なところ。
見えないところが見えてくる、書かないところがみえてくる。
そんな作品が書ければねぇ。
先日観た長谷川等伯の松林図屏風はまさにそんな作品でした。
Tiffanyさん、コメントありがとうございます。勇気が出ます。がんばります。
今日の一作 3月8日
等伯描いた国宝・松林図屏風、霧の中に幻想的に荒々しく松林が浮かぶ、大気は流れそこには永遠に続く空間が拡がる。
サイズ 70cm×135cm
墨 古梅園 茶墨『無名』
筆 ムジナ筆
紙 単宣
東京から帰ってきました。
5日はまず銀座セントラル美術館へ『三輪田米山』展へ。
米山の豪放磊落な字は好きです。
でもあんな字は書けません。やはり人間そのものから滲み出る書です。
滲み出るような人間味を磨きたいと思います。いつかそんな技術までも超越した裸の字が書けるように。
その次に国立博物館の『長谷川等伯』展へ。
とにかく国宝「松林図屏風」が観たかったです。
色鮮やかな絵も緻密な人物画も素晴らしいですが、なんといっても「松林図屏風」が好きです。
省略しきった構図、大胆な余白、墨でありながら無限の色合い、どこまでも奥行きを感じさせる。松枝の激しいタッチ、霧の流れも感じられ、むちゃくちゃ素晴らしいです。
美術館で勘弁してほしいのは、鑑賞しに来てるのか、ぺちゃくちゃおしゃべりしに来てるのかわからない人達。
絵の前で、絵はそっちのけでおばさん二人組みがおおきな声でお話されてます。
マナーも疑いますし、とにかく勘弁してほしいですね。
6日は午前中、創玄会館へ。
父母(桂雪・小扇)がまだ行った事がなかったので、是非ということで。
3階の金子鴎亭先生の再現された書斎を桂雪は感慨深げに見てました。
となりの部屋では懐かしの写真展が開催されてました。
鴎亭先生と写っている桂雪の若かりし頃の写真もあり、注文できるということだったのでさっそく注文。
そうこうしてたら、そこへ鴎亭先生の奥様、寛子先生がお見えになって。
桂雪とも懐かしくお話されてました。
その光景を見る僕はとてもうれしく思いました。
午後は、六本木の新国立美術館へ。
創玄展の会場でもあり、15時からは総会がありましたので出席。
書展では受賞作品・役員作品大変勉強になります。
作品集で見るのではなく、やはり本物を見て線の質感、墨色を直に見ることが勉強になるのです。
7日はまた午前中創玄展会場へ、午後はグランドプリンス赤坂へ。
表彰式と祝賀会のためです。
玄游からは祝賀会に12名出席しました。
表彰式には受賞者7名の出席です。
準大賞の金重紅園さん、特選の西川草園さん、山根妍草さん。秀逸の和泉川墨仙くん、内田杏苑さん、仁谷艸舟さん、田村毅童くん。
これを励みにまたがんばってもらいたいと願います。
東京国立博物館(上野)の『長谷川等伯』展の会場前で
新国立美術館(六本木)創玄展会場入り口
自分の作品と共に
表彰式終了後ステージにて。ちょっと映りが暗かったなぁ。
ハガキ 3月5日
解からないものを解かろうとするから続けられるのかもしれません。
さぁ今から上京してきます。8日に帰ります。
今日は、いろいろ観て、明日は創玄書道会の総会が六本木の新国立美術館で、7日は創玄展の表彰式と祝賀会がグランドプリンスホテル赤坂であります。
いい天気が続くといいのだけれど。
では行って来ます。
今日の一作 3月4日
勉めて一(いつ) 勉強して専一なること
サイズ 27cm×68cm
墨 油煙墨
筆 わら筆
紙 羅紋箋
最初は大きい作品を書いてたんだけど、なんだか今日は疲れててうまくいきません。
なので小品に切り替えました。これは逃げですね。いけんいけん。
ハガキ 3月4日
漣(さざなみ)
来週までにやらなければならないことが多すぎて少々焦っています。
5日から8日までは東京ですので、それを除けば時間は全然足らないような・・・
どうしようかねー。
まぁなんとかしますけどー。
今日の一作 3月3日
阿吽
サイズ 120cm×90cm
墨 純松煙
筆 かづら筆
紙 単宣
全ての事に阿吽の呼吸は大事なのです。はい。
ハガキ 3月3日
つぼみ
自分独自の花が開くようなつぼみを持ちたいですね。
明後日から、上京します。創玄展や総会・祝賀会へまいります。
長谷川等伯展も是非観にいきたいと思っています。
創玄展もやはり本物の作品を観るのが一番いい勉強になります。
作品集ではなかなか感じ取れない線の質感なんかもよくわかります。
今日、明日でやっておかなければならないこと、行っておかなければいけないところ結構あります。
今日の一作 3月2日
円海(完全な仏の境地を海にたとえていう)
サイズ 28cm×45cm
墨 油煙墨
筆 羊毛長鋒
紙 いただきものでよくわかりません。真っ赤な紙で扇面の罫線がはいってます
昨日、一昨日と一作が書けませんでした。
今日もさっき教室が終わったんで小品にしました。
直線志向で力強く表現したかったです。
ハガキ 3月2日
ある面では自分をだますことも必要かな
作品を書く瞬間はねぇ。自分をだますんですよ。
「俺はなんてうまいんだろう」とか
「なんてすごい芸術家なんだろう」
ってね。騙すんですよ。
そして書いた後はしっかり反省するんですよ。
その時は、「俺はなんてヘタクソなんだ」って思ってるんですけどね。
書く瞬間、書いてる間は自分を騙して乗せるんです。
他のことでもそうだと思います。
まぁ騙していい部分と、絶対に自分をごまかしてはいけない部分があるんだけどね。
ハガキ 3月1日
何の為
もう3月です。いやー月日の流れは早いものです。
『四游』も昨日盛況のうちに終了しました。
いい刺激をもらいました。
4人のメンバーには、ありがとうございましたと感謝をしたいと思います。
さて、巷では今日は、高校の卒業式かな。
前途洋洋と巣立って欲しいものです。
以前にも書いたことがありますが、映画『雨あがる』が好きです。
先日また見たくなりDVDを借りてみましたが、
主人公は寺尾聰さん扮する浪人と宮崎美子さん扮するその奥さんです。
剣の腕は素晴らしいのだけど、なかなか世渡りが不器用で・・・・
仕官のくちがなかなかありません。
そんななか、ひょんなことからある藩の殿様に人間的にも気に入られ仕官できそうなところまでいったのですが、その殿様に出会う少し前に賭け試合をしていたのです。
それには、やむにやまれぬ事情があったのですが・・・・
奥さんも賭け試合だけはいつもやめてくださいと言ってたのですが・・・・
いよいよ仕官かというときに、藩の長老たちから「賭け試合をするような者は仕官させられない」ということになるのです。
その時に奥さんが言った言葉ですが。
(うる覚えなのでなんとなくこんな感じだったかな)
「わたくしも常々主人には賭け試合はしないでくださいと申してきました。
でも、いまようやくわかりました。主人のしたことは確かに良くないことかもしれません。しかし、大事なことは何をしたかではなくて、何の為にしたかではないでしょうか。そんなことあなた方頭の固いお役人には解からないでしょう。わたくしは主人を誇りに思いますし、尊敬しています。」
台詞は全然違うかもしれませんが、こんな感じでした。
今日、巣立っていく諸君、進学の子もいれば、社会に出る子もいると思います。
大事なことは「何をしたかではなくて、何の為にしたか。」ではないかな。
僕もこんなことは日頃忘れてるんです。一生懸命何をしたか、何をするかを考えてるのが普通です。
でもふっとこの映画のワンシーンを思い出すことがあるんです。
今日、卒業式ということで思い出しました。
「何の為にしたか、何の為にするのか。」
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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