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ハガキ 9月27日
霧
作品のイメージを固めるときは、はじめは頭の中に霧が立ち込めている感じです。それが一日だったり何日かだったりかかりながら、だんだんと晴れていきます。
このイメージをする期間、時間が大切なのです。
当然書くときも大事ですが
このイメージを固めていく時間が大切なのです。
またこれが苦しくもあり、楽しい時間でもあるのです。
ぼーっとしてるようでも頭のなかは、しっかり仕事をしてるのです。
さて、今日は月刊誌の発送日です。
スタッフが集まって作業します。
ありがとうございます。
先日、娘がチップとこまるの散歩につれてったら、「金木犀のええ匂いがしたぁ」って言ってました。
そういう季節かぁ
家にも金木犀がある。
近づくとあまい香りが漂います。
ハガキ 9月21日
俺はちゃんと生きてるのか
そう自問自答せずにはおれませんでした
昨日の映画を観たら。
昨日の午後、妻と映画に
『柘榴坂の仇討』
むちゃくちゃよかったです。
原作・浅田次郎さんの映画化です。
幕末、井伊直弼の御駕籠回り近習役として仕えていた彦根藩士・志村金吾と桜田門外の変で刺客となった水戸藩士・佐橋十兵衛のその後の13年の物語です。
最後、金吾が仇の十兵衛を探し出して・・・・が見ものです。
最後は男泣きです。
思わず「ウ~」と声が出そうなのをこらえてましたら
横から妻か「寝ちょ~ん」
いやいや男泣きを我慢しているのでござる。
浅田次郎さんの『壬生義士伝』も素晴らしかったけどこれもいいです。どちらも中井貴一さん主演です。
必見!
俺はちゃんと生きてるだろうかと思ってしまいます。
さて次は、『蜩の記』だぁ。
これは原作読んでるんで是非観たい。
さて、午後からは映画だったのですが
午前中は山口市の電遊館へ。
游の会の書展です。
毎年子供たちの工夫を凝らした作品が楽しみです。
低学年層のうちわ。
高学年層、中学生のうちわ、扇子
一般の展示室、力作が並んでます。
小品ばかりですのでほほえましい作品が多いかな。
桂雪の賛助作品『磨礪』
今日までです、是非足を運んでください。
ハガキ 9月18日
無糖・そんなに甘くないぜ
なんの道だってそう。そんなに甘くないぜ
昨日は午後からは自分の作品制作
全紙4枚の作品を5点くらい書いたかな
いま全紙4枚の作品を書き溜めてますが、また後日には作品を見ながらボツにするのも出てくるでしょうけどね。
夜はふと思い立って映画へ
21時20分からのレイトショウです。
「イン・ザ・ヒーロー」です。
映画のスーツアクター、スタントマンの映画ですが
ラストの唐沢寿明さん、壮絶な5分間かっこよかったね。
でもなんとなく蒲田行進曲のラストとかぶってみえました。
ところで、お客は僕一人でした。
レイトショウで一人って怖いよー。なにか出そうで。
昨日、こまるはしっぽに薬を塗ってもらったので頭にカバー
テンションだだ下がりでした。
ハガキ 9月17日
百鬼
作品を書くときには鬼のようになります。
でもそうなってるときは、だいたい作品が固くなってます。
そのうち、ふっと楽になるときがあります。
気持ちの中ではちょっとの違いなんですけどね。
でもそんな時に書けることが多いですね。
気持ちのちょっとの差が作品に大きく影響するのです。
最初から楽な時と
鬼の後の楽な時と
ちょっと違う気がします。
きのうは研究会スタッフに秋季研究会の案内の発送作業をしてもらいました。
僕も午前中は事務仕事を済ませ
午後からは自分の作品を書く時間にしようと思ってたんですが
午後から自分の部屋を片付け始めたら止まらなくなって、とうとう夜まで片付けがかかってしまいました。
まぁすっきりはしたけど
今日の午後は書きたい。
ハガキ 9月15日
ゴーシュも口を曲げて一生けん命です
(宮沢賢治のセロ弾きのゴーシュより)
昨日は月例審査。
審査途中に池田さんのお弟子さんがご夫婦で赤ちゃんの披露に来られた。みんな「かわいいー」っていいながら順番に抱っこ。
こういう光景はいいね。
月例審査の終了後、10月の祝賀会の司会の方との打ち合わせ、その後は、執行部で祝賀会で使う写真などを古いアルバムからピックアップ。
この作業が、写真を見ると懐かしいやら楽しいやらで、なかなかいい時間でした。
今日の夜は竜王山オートキャンプ場で観月会がある。
堀さんと長岡さんが書の大作のパフォーマンスをされる。
是非たくさんの方に観ていただけたらと思います。
他にもいろいろ企画があるようです。
楽しいひと時はいかが。
17時開場で18時からです。
入場料は500円(抹茶とお菓子のサービスつき)
当日券もあるようです。
ハガキ 9月13日
深さ・重さ
会員さんに書作品の評をするときに、よく使う言葉で
線が深いとか
線が重いとか
ほかいろいろと抽象的な表現をつかいます。
筆のタッチ・速度・リズム・軸の傾き・入筆方法・墨の濃さ・紙質などなど、いろんなことが作用して線の深み重みが変わってきます。
しかしあえて単純に抽象的に
深いとか浅いとか、重いとか軽いとか、そういう表現をします。
実感としてよくわからずになんだそれって思う方もおられると思います。
でもその抽象的なことが、なんとなくでも理解できるようになってくると、線がだんだんわかってきたな、という感じかな。
ほんとはね、そんな一言じゃ片付けられないんですけどね。
僕が若いころよく父・桂雪に言われてましたが
同じ1トンでも石の1トンと象の1トンは違うんだぞと。
その重さは動かない重さか、動く重さかということ。
線もそう、同じ重さでも多様なのです。
そういうもろもろのことを考えると
線を引くって難しい
その難しさを楽しんでいこう。
昨日はまず朝一番で山口県立美術館へ
山下清展の最終日です
9時過ぎに着いたけどねすでに駐車場はすごい混んでる。
やっと駐車して、美術館へ
まず入ると毎日新聞社・福岡のKさんに会う。
すでに会場内はお客さんで一杯。
会場内で会員さんに会い、またかつての教え子のお母さんに会い。
たくさんの県民が行ってるんで、誰かに会う確率も高いですね。
さて、内容は素晴らしかったです。
初期の貼り絵の昆虫から晩年まで、見ごたえがありました。
貼り絵はもちろんのこと、油彩、ペン画もよかったぁ
貼り絵でも油彩に匹敵するような色の重なり、厚み、すごいですね。
そして、観察力と集中力
いい勉強になりました。
山下清語録の中で印象的なものがありました。
『みんなが爆弾なんかつくらないで きれいな花火ばかりつくっていたら きっと戦争なんて 起きなかったんだな』
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