何の為

毎日1枚葉書でART

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ハガキ 3月1日
何の為
もう3月です。いやー月日の流れは早いものです。
『四游』も昨日盛況のうちに終了しました。
いい刺激をもらいました。
4人のメンバーには、ありがとうございましたと感謝をしたいと思います。
さて、巷では今日は、高校の卒業式かな。
前途洋洋と巣立って欲しいものです。
以前にも書いたことがありますが、映画『雨あがる』が好きです。
先日また見たくなりDVDを借りてみましたが、
主人公は寺尾聰さん扮する浪人と宮崎美子さん扮するその奥さんです。
剣の腕は素晴らしいのだけど、なかなか世渡りが不器用で・・・・
仕官のくちがなかなかありません。
そんななか、ひょんなことからある藩の殿様に人間的にも気に入られ仕官できそうなところまでいったのですが、その殿様に出会う少し前に賭け試合をしていたのです。
それには、やむにやまれぬ事情があったのですが・・・・
奥さんも賭け試合だけはいつもやめてくださいと言ってたのですが・・・・
いよいよ仕官かというときに、藩の長老たちから「賭け試合をするような者は仕官させられない」ということになるのです。
その時に奥さんが言った言葉ですが。
(うる覚えなのでなんとなくこんな感じだったかな)
「わたくしも常々主人には賭け試合はしないでくださいと申してきました。
でも、いまようやくわかりました。主人のしたことは確かに良くないことかもしれません。しかし、大事なことは何をしたかではなくて、何の為にしたかではないでしょうか。そんなことあなた方頭の固いお役人には解からないでしょう。わたくしは主人を誇りに思いますし、尊敬しています。」
台詞は全然違うかもしれませんが、こんな感じでした。
今日、巣立っていく諸君、進学の子もいれば、社会に出る子もいると思います。
大事なことは「何をしたかではなくて、何の為にしたか。」ではないかな。
僕もこんなことは日頃忘れてるんです。一生懸命何をしたか、何をするかを考えてるのが普通です。
でもふっとこの映画のワンシーンを思い出すことがあるんです。
今日、卒業式ということで思い出しました。
「何の為にしたか、何の為にするのか。」

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