明鏡止水

近作

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今日の一作 6月7日
明鏡止水(心が静かで澄み切ってわだかまりがない)
サイズ 35cm×135cm
墨 油煙・澄懐
筆 羊毛長鋒
さてと今朝のつづきですよ。
松江行きで恥ずかしかったこと。
実は行く日にブログで「去年、行くときに覆面パトに捕まったから、気をつけよう」と書いて出かけました。
高速は無事通過、三次ICを降りて、国道54号線を北上。
まだ広島県内で上り坂車線。聴いてるCDはやっぱりM・ジャクソンそして遅い車の車線と追い越し車線。
前の車がゆっくり上ってたので、追い越し車線で抜いていきました。
上り坂車線の合流地点で赤い旗ふっておじさんが立ってます。「止まれー」
んっ?おまわりさんです。やってました。『ねずみとり』
「ア゛ー、やってもうたー」
はいはい、捕まっちゃいました。24キロオーバーだそうです。
その時の僕のこころの中の黒い悪魔の声「くそー、こんなところで『ねずみとり』かよー。きたねー。上り坂車線の追い越し車線じゃったら、瞬間スピードでるじゃろーがー」
白い天使の声「いやいや、どういう場合でもスピード出した君が悪い」
黒い悪魔の声のほうが勝ちました。ということで頭にきています。おまわりさんに「あともうすこしで一発免停ですよ。仕事でお急ぎでしたか。気をつけてくださいよ。」いろいろ言われましたが、一切答える気もなし。
口をきくのも腹が立つ。
いや、自分が悪いってのは十分解かってるんですよ。でもね、そりゃないじゃろーって感じだったんですよ。
夜の懇親会では捕まったことで笑いを取って、摑みはOKでしたけどね。
それと「RAILWAYS」を観た話もしました。
うれしかったことはねぇ、その「RAILWAYS」に登場して走ってた主役級のオレンジ色のバタデン「デハニ50型」の52,53。いまは現役引退して走ってないのですが。
その53が雲州平田駅の車庫に保管してあることを会員の方から聞きました。
「行ったら見せてもらえるかもしれませんよ」
ということで講習終了後、雲州平田駅へ。
「すみません、ここにRAILWAYSに登場した電車があるって聞いたんですが」
駅員さん「はい、ありますよ」
僕「すみません、ちょっと見せていただくわけにはいきませんか?」
駅員さん「ちょっと待ってくださいね」
しばらくして上司の方が出てこられて、いまから山口に帰るからちょっとだけ見せて欲しいとお願いしましたら、やさしく「じゃあ、案内しますから、ついてきてください。」
ということで見せていただいた。鉄道ファンではないけれど、あの映画でみた電車を目の前にすると、とても嬉しい気分になりました。昭和4年製だそうです。記念に写真を撮らせていただきました。
雲州平田駅を出たのが15時半。
よおし、帰りは絶対制限速度ばっちり守って帰るどー。ということで一切の妥協は許さず、きっちり制限速度を守って帰りました。
そのときに気づいたこと。
高速では三次ICから山口南ICまでの間、ルームミラーで確認した車の台数=僕を追い越した車の台数=僕の視界から消えていった車の台数です。
そうです。ぼくが確認できた車の全てが全て僕を追い越して消えていったのです。
なかには、いっとき僕の後ろについていて、我慢できずに追い抜いていった車もけっこうありますが、
ということは全てスピート違反ということです。この現実はどうなの。
でもね、僕にとって一番に感じた事は、制限速度をきっちり守って運転すると、まったく疲れなかったということです。この歳ではじめて気づきました。
制限速度は一番楽に運転できるんだということがわかりましたね。
帰りの時間は少しの休憩を入れて約6時間でしたけどね。
運転中はまさに『明鏡止水』の心境でしたね。大げさかな。
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デハニ50型の53です。現存してるのは52と53の2台です。もう一台は島根県立古代出雲歴史博物館で開催中の『BATADEN 一畑電車百年ものがたり』展で展示してあるそうです。

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