毎日1枚葉書でART

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ハガキ 9月3日

何かに迷ったり、つまづいたりしたときに帰る場所をもっていることは、とても大切なことのように思います。
日常生活の中でもそうですよね。
書も行き詰ったりしたときに帰る場所は古典なんだと思います。
しかし、古典を勉強してないと帰る場所が持てません。
古典を勉強することは、ただ形を見たりすることではありません。
深く掘り下げていくことも大事。
リズム・線質・タッチなどなど学ぶことは沢山あります。
そしてそれを学ぶことによって自分なりに吸収・消化して引き出しを作り、また増やしていくんです。
そういう引き出しを持ってないとやはり創作には繋がってこないかじゃないかと思うんです。決して形を真似るとか、そういうことじゃないんですよ。
どう引き出しをつかっていくか、またそんなことも意識しないで自然にいろんな引き出しから出して、使っているものだと思うんです。
古典に帰ってみることは、その引き出しの中をもう一度整理しなおしたり、確認したりということになるのかもしれません。
また帰ることによって、自分に足らない引き出しに気づくかもしれません。
その時はその引き出しに入れるものを探っていくことも必要なのかもね。
話は変わり、昨日はガラス造形作家の西川慎先生・池本美和先生と長い時間
話をしました。楽しくなり、ついつい時間が経つのも忘れていましたが、異なる分野の方と芸術について話ができるのは、本当に楽しく幸せな気持ちになります。
表現方法・技術もちろんぜんぜん違いますが、求めるものはやはり共通した部分が多いのです。
とても刺激になり、勉強になります。
さあ、今日も作品制作、頑張ろう。

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